約 214,132 件
https://w.atwiki.jp/fantasicfarmeryaruo/pages/67.html
コブラ(=暁美ほむら) 職業:鬱フラグクラッシャー(魔法少女) 説明 どこからともなく現れた鬱フラグブレイカー、但し親密になると死亡フラグメーカーでもあるので注意 強姦されそうになったリザを救出する、ピーターパンらしい ヒューッ! 実はその正体は鹿目まどかを守る為に来た暁美ほむらであった 数々の危険(宇宙生物や魔女や自称親友)からまどかを守りきったほむらは平行世界のまどかまで助けに行く そして長い間戦い続けた事によって、戦うために洗練された筋肉、鋼のように分厚い胸板、義手代わりに取り付けたサイコガン魔法少女にして漢娘(オトコ)、100mを5秒フラットで走る俊足を得て、暁美ほむらはいつしかスペースホムラになっていた!! しかしホムラに後悔は無かった、まどかが守れればそれでよかった。むしろ、この姿の方なら鹿目まどかと結ばれることも可能である! ← ※ここ重要 今はどこかの宇宙生物と同じようにまどかのストーキングをしているようだ
https://w.atwiki.jp/psyren_wars/pages/32.html
暁美ほむら&キャスター ◆WRYYYsmO4Y 『……皆様、今宵は当サーカスにお越しいただき誠にありがとうございます』 『此度のサーカスを彩る役者は、「地獄の機械」に運命を操られた一組の男女』 『片や叶わぬ愛を追い続け、片や救われぬ者に手を差し伸べる哀れな操り人形達』 『今回お送りしますは、その二体の人形の出会いの記録でございます』 『……おっと、そう身構えなくても結構。何しろ今宵演じられますは出会いの記録。皆様の心を砕くものは何処にもありません』 『どうか皆様、肩の力を抜き、ごゆっくりお楽しみ下さいませ――――』 □ □ □ □ □ □ □ □ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 何度も、何度も、何度も、何度も繰り返した。 数えるのも馬鹿馬鹿しくなる程、同じ時間を何度も遡ってきた。 幾度も、幾度も、幾度も、幾度も魔女と戦い続けた。 見飽きるくらいに、幾度も同じ姿の魔女を狩ってきた。 何回も、何回も、何回も、何回も仲間を殺した。 ある時は魔女と化した同胞を、時にはまだ絶望して無い者さえ何度も殺してきた。 そうして、何度も、幾度も、何回も戦い続けて。 暁美ほむらは、果たして大切な者を救えただろうか? 答えは「否」だ。 彼女は、一回たりとも願いを果たせていない。 これまで渡った全ての世界で、失敗だけを積み重ねてきた。 心をすり減らしながら戦っても、愛しの少女は憎きあの獣共と契約してしまう。 魔法少女になったら最後、最早その先に待ち受けるのは絶望だけだというのに。 それでも、あの優しい少女は、誰かを救う為に自分を犠牲にしてしまった。 策をいくら巡らせても、理想に辿り着けない。 どう立ち回ったとしても、驚異に抗えない。 気付いた頃には、世界は自分の夢とは異なる方角に舵を切っている。 まるで、地獄の誰かが造った機械に操られているかのように。 暁美ほむらの運命は、いつも最悪の形で狂ってしまうのだ。 そして、今回も。 ほむらは立ちはだかる絶望に敗北した。 瓦礫の山と化した街の上空では、今も魔女が嗤っている。 ワルプルギスの夜は、全ての元凶となったあの悪魔は、未だ健在だった。 一方のほむらは、それとは逆に満身創痍の状態であった。 瓦礫を背にして座り込む彼女の姿は、生傷ばかりがよく目立つ。 この瞬間に至るまで、ほむらは自分の持てる全てを以て戦った。 ワルプルギスの夜を打倒する為に、たった独りで戦いに臨んでいた。 今までで最も強力な武装と、今までで最も強固な決意。 それを携えて挑んでも、それでもワルプルギスの夜には勝てなかった。 魂の揺り籠が――ソウルジェムが濁り始める。 絶望が魂を浸食し、自己を塗り潰さんとしている。 このままでは、数分もしない内に暁美ほむらという個は消滅するだろう。 ほむらにとって、諦めとは絶望と同義だ。 足を止めたその瞬間、彼女は死を迎える運命にある。 最早、どう足掻こうと無駄なのだ。 ワルプルギスの夜は倒せず、まどかを救う事も出来ない。 それが世界の選択であり、決して抗えない宿命なのだ。 堰を切った様に溢れ出るのは、絶望の言葉達。 それらに込められた負の感情で、ソウルジェムが黒く染め上がる。 魂が完全に濁り切った時、ほむらは魔女へと姿を変える。 だが、そうなってしまっても構わないとさえ、彼女は考えていた。 ワルプルギスの夜と同じ様に、絶望の権化として呪いを振り撒くのも悪くないかもしれない。 どうせもう、自分に打つ手など何も無いのだから。 そうして、ほむらが全てを諦めようとした、刹那。 彼女の指先が、何か堅い物に触れた。 手に取ってみれば、それはテレフォンカードだった。 血の様に赤いそれは、一見ただの道具にしか見えない。 だがほむらには、これがただのカードでは無いと、何故だか思えてならなかった。 ほむらの脳裏に、一つの噂が浮かび上がる。 得物となり得る銃器を調べる内、自然と耳に入ってきた都市伝説。 それは、次元を超えた先にある闘争の物語。 永い戦争の先にあるのは、あらゆる願いを叶える万物の願望器。 そして、戦場の片道切符となるのが、赤いテレフォンカード。 もしかしたら、都合のいい作り話でしかないのかもしれない。 聖杯など所詮空想の産物で、手にしたカードは無用の長物かもしれない。 それでも、ほむらは願わずにはいられなかった。 聖杯が齎す万能の力で、彼女を救う事が出来るというのなら。 願わくば、その魔法の様な奇跡に縋らせてほしい。 赤いテレフォンカードは、言うなれば地獄の底に垂らされた蜘蛛の糸。 カンダタがそうだった様に、時の牢獄の中でもがく少女もまた、その一本に手をかける。 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □ □ □ □ □ □ □ □ 暁美ほむらは、独り草原で立ち尽くしていた。 ひどく懐かしさを覚えるのは、その風景が見滝原にも存在していたからだ。 相違点を上げるとすれば、視線の先に崖が存在している所か。 崖の手前に、椅子が一つ置いてある。 シンプルな造りをしたそれに、男が座っていた。 漆黒のローブを纏い、見事な髭を蓄えた銀髪の老紳士。 「貴方が私のサーヴァントかしら」 この世界に投げ出された瞬間、無数の単語が頭に流れ込んできた。 聖杯戦争、サーヴァント、令呪――今となっては、それらの具体的な意味さえ把握できる。 だから、今椅子に座った老人がほむらの僕である事も、すぐに判断できた。 都市伝説は――聖杯戦争はたしかに実在していた。 希望はまだ、全て潰えてはいなかったのである。 「おやおや、これまた随分と可愛らしいマスターじゃないか」 その言葉と同時に、老人の口元が三日月に歪む。 酷く薄気味悪い彼の笑顔を前に、ほむらは僅かに眉を顰めた。 「その言葉、貴方で間違いないようね」 「ああそうだとも。君が僕のご主人様ってワケだね」 賞賛のつもりか、老人はパチパチと手を叩いてみせた。 本人にその気があるかは知る由も無いが、ほむらからすれば茶化している様に思えてならない。 ほむらは、最初に出会った天戯弥勒という男を知らない。 彼女が認識しているのは、あくまで万物の願望器とそれを巡る戦いだけであり、 聖杯戦争が具体的に誰によって管理されているかなど知る由も無い。 「……まだ、まどかを救えるのね」 だが、誰が管理しているかなど、ほむらにはどうでもいい話だ。 例えその裏にどんな思惑が隠されていようが、彼女は願いを叶えられればそれでいい。 大切な人を護るという、たった一つの純粋な祈りを実現できれば、それだけで構わない。 「どーしたんだい、さっきから表情硬くしちゃって。もっと笑いなよ」 間の抜けた声でそう言うと、老人は椅子から立ち上がり、ほむらの元に歩み寄る。 彼女の丁度目の前にまで近づいた瞬間、彼は顎と髪の毛を引き伸ばし、 「うちゅーーぢんだよ~~~~ぴきゃぺきょり~~~ん」 唐突に始まった悪ふざけを前に、ほむらの瞳が細まる。 それを目にした老人の顔は、先程とは打って変わって露骨に萎えていた。 「……リアクションうっすいなァ。つまんねーの」 「悪いけど、そういう冗談は嫌いなの」 「そうかい」とだけ言って、老人はほむらに背を向けた。 抑えきれない不安感からか、ほむらは思わず問いを投げかける。 「貴方、本当に聖杯を獲る気があるの?」 「あるさ。獲る気無いなら最初から呼ばれる訳ないだろ?」 「私にはそう思えないけど」 「ひっどいなァ君。僕だって聖杯欲しくて仕方ないのにさ」 会話の途中で、老人は先程まで座っていた椅子のすぐ近くにまで来ていた。 彼は椅子を片手で持ち上げると、頭上高く放り投げる。 「安心しなよ。僕は――もの凄いんだからさ」 その時、投げられたのは確かに椅子だった。 しかし、宙を舞ったのは、椅子では無く、用途の無い木材の群れ。 接合されていた筈の椅子が、バラバラに"分解"されていた。 「いつだって本気だったよ。200年間本気で恋して、本気で惚れて、本気で愛して。 でもぜーんぜん駄目、誰も僕に振り向いちゃくれない。200年間僕はずーっとフラれっぱなしだったのさ」 空に浮き上がった木片達は重力に従い、草原へと落ちていく。 そうして地に伏したそれらを踏みつけながら、老人は再度ほむらに歩み寄る。 「僕はね、好きな人に愛されたいだけなんだよ。だけどさ、どーも聖杯じゃないと駄目みたいでね」 「ひっどいよなァ、ホント」と大きく溜息をつく老人に対し、ほむらが抱いたのは狂気だった。 好きな人に愛されたいだなんて、ただそれだけの理由で。果たして人間は、200年もの歳月を費やせるものなのか。 「ま、どんな願いがあるか知らないけど、僕は強いからもっと自信持っていいのさ。 言うだろ?自分を信じて前向きにならなきゃ、叶う夢も叶わないってさ」 にたり、と。不気味な笑みが、またもほむらに向けられる。 瞬間、彼女の全身に走るのは怖気。 言い様の無い、理由の無い嫌悪感が、全身を這いずり回る。 例えるならそれは、初めて魔女をこの目で見た時の感覚によく似ていた。 「これから仲良くしようよマスター。 僕はフェイスレス……ああ、キャスターって名乗った方が良いのかな?」 「……暁美ほむらよ」 「ほむら、ね。いい名前じゃないか。こう、燃え上がれーって感じでさァ」 そう嘯いた後、キャスターはケタケタと嗤ってみせた。 嗤い声が草原に響く中、ほむらの胸中から湧き出るのは――怒り。 ほむらが護りたかった少女も、丁度このサーヴァントと同じ事を言っていた。 まだ魔法少女ですらなかった頃、彼女はそうほむらを元気づけ、朗らかに、優しく笑ったのだ。 拳を強く握りしめ、滲み出る怒りをどうにか抑える。 例えどれだけ軽率な意思だったとしても、それだけは口にしてはならなかった。 誰よりも救いたい少女との思い出を、下賤な笑顔で汚された。 「貴方なんかが、まどかと同じ事を言わないで……ッ」 「んん?なんか言ったかい?」 「……なんでもないわ」 そうだ、今はまだ抑えるべきなのだ。 怒りを曝け出すのは、聖杯を手にしてからでいい。 聖杯戦争を勝ち残る為には、不愉快ではあるがこの男の力が必要不可欠なのだから。 不気味な笑みを目にした時の嫌悪感も。 まるで道化師の様なふざけた言動への苛立ちも。 負の感情は偶然のものではなく、きっと生まれるべくして生まれたのだろう。 だから、今ならはっきりと言える。 (私は、こいつが嫌いだ) □ □ □ □ □ □ □ □ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 『……さて皆様、誠に申し訳ないのですが、今宵お送りするのはここまでとなっております』 『果たして、壇上で踊る人形達は、見事運命を覆せるのか……』 『この先の物語、それを目撃するか否かもまた運命――即ち、「地獄の機械」が決めるのです』 『では皆様、機会があれば、またこのサーカスで御会いしましょう』 『それでは、一時閉幕となります……』 【出典】からくりサーカス 【CLASS】キャスター 【マスター】暁美ほむら 【真名】フェイスレス(白金) 【性別】男性 【属性】混沌・悪 【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:B 魔力:B 幸運:E 宝具:A 【クラス別スキル】 陣地作成:B 魔術師として、自らに有利の陣地を作り上げる。 彼の造る工房は自動人形の製造に特化しており、その在り方は製造工場に近い。 道具作成:A 魔力を帯びた道具を作成出来る。 フェイスレスは人形制作に特化しており、意思を持ち自立稼働する人形を製造可能。 【固有スキル】 三解:A フェイスレスが持つ「自動人形を沈黙させる三つの術」の総称。 「分解」は内蔵した工具であらゆる物体を"分解"する。人体の骨格も例外ではない。 「溶解」は掌から溶解液を発射し、対象を"溶解"する。神秘の塊であるサーヴァントには効き目は薄い。 「理解」は自動人形達に自らが創造主である事を"理解"させる。全ての自動人形はフェイスレスの支配下にある。 精神汚染:D 夢の成就の為に身を捧げた狂人。一切の悪行に罪悪感を抱かない究極の自己中心主義。 「ドス黒く燃える太陽」とまで評されたその精神を、常人が理解するのは不可能と言っていい。 変装:C 顔の形はおろか声質さえ自在に変化させられる特技。 ただし、髪の色だけは自力では変えられない。 【宝具】 『最後の四人(レ・デルニエ・キャトル)』 ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~? 最大補足:?個 フェイスレスが自らの手で造り上げた最後の自動人形にして第一の僕。 彼の側近を務めた、言わば幹部格の自動人形であり、それらどれもがサーヴァントに匹敵する性能を誇る。 単独召喚は勿論の事、十分な魔力さえあれば四体全員の一斉召喚も可能。 ハーレクイン 筋力:C 耐久:D 敏捷:B 魔力:B 幸運:E 全身タイツの自動人形。 常におちゃらけた態度をとる自称「道化師」だが、逆鱗に触れた者には激情を露わにする。 側頭部に装備された角を模した装備を用いる事で、様々な天候を自在に操る事が可能。 肉弾戦においても、ブリゲッラの背後からの攻撃を軽くいなしていた事から、相当の実力者だと判断できる。 口癖は「○○の△△にかけて」(例:「そりゃもう、娘っこの白い足にかけて!」)なお、これ自体に深い意味がある訳ではない。 ブリゲッラ・カヴィッキオ・ダ・ヴァル・ブレンバーナ 筋力:C 耐久:B 敏捷:B 魔力:E 幸運:D コートと目深に被った帽子で全身を包んだ自動人形。 人間の武術に強い興味を示しており、戦闘時に置いてもその武術のみで闘う。 高い破壊力を誇る小型ミサイルを全身に装備しているものの、当の本人はこの武装を嫌悪している模様。 事実、やむなくミサイルを使用した後はその破壊力に快感を覚えてしまい、それが間接的な死の原因となっている。 カピタン・グラッツァーノ 筋力:C 耐久:C 敏捷:C 魔力:D 幸運:C 中世の軍人を意識した衣装を纏った自動人形。 剣技を得意としており、必殺技は電流を纏った剣で相手を貫く「血と雷(サングレ・イ・フェーゴ)」 また、足裏に装備されたジェット噴射器で空を飛ぶ事も可能。 由緒正しき軍人の家系を自称し、暇さえあれば自慢話を語っているものの、それらは全て法螺話に過ぎない。 ディアマンティーナ 筋力:E 耐久:D 敏捷:B 魔力:C 幸運:B ゴスロリ服を着た自動人形。 刃物や爆弾等を内蔵した熊の人形と、頭部の欠落した小鳥型の人形を多数所有している。 それらはディアマンティーナの命令で機動し、熊の人形は攻撃、小鳥の人形は防御の役割を担っている。 創物主であるフェイスレスに恋心を抱いており、二人は相思相愛だと信じて疑わないが、その片思いの相手は、彼女をさして重要視はしていないのが現実である。 【weapon】 『無銘』 頭部を除く全身を機械化しており、そこには様々な武装が内蔵されている。 「三解」のスキルの欄で説明した工具と強酸、そして左腕には大型のニードルを発射する装置を搭載している。 また、例え腕を切断しても、そこから無数のコードを触手の様に伸縮させる事も可能。 【人物背景】 奇病を振り撒く自動人形を破壊する「しろがね」の内、肉体の一部をサイボーグ化した「しろがね-O」の首領。 その正体は、その自動人形が誕生した原因を造りだした言わば全ての元凶である。 本名は白金(バイジン)。正確に言えば彼の人格と記憶を移した個体がフェイスレスであり、フェイスレスとしての本名はディーン・メーストル。 片思いしていたフランシーヌ、そして彼女と瓜二つの女性達を我が物にする為、200年にわたって彼女らを追いかけ回す狂人。 普段はふざけた口調と態度をとるものの、それらはあくまで演技であり、本来は利己的かつ冷酷な性格。 自分の考えこそが絶対だと信じて疑わず、過程で「ゾナハ病」なる世界最悪の奇病をばら撒こうが、彼は一切の罪悪感を抱いていない。 そんな彼を、ある少年は「全てを燃やし尽くして平然とゆらぎもしない、どす黒く燃える太陽」と形容している。 【サーヴァントとしての願い】 今度こそ、フランシーヌの愛を手に入れる。 【基本戦術、方針、運用法】 キャスターにして珍しく肉弾戦もこなせるが、本質はやはり自動人形達を利用した戦術だ。 戦闘、諜報、暗殺等、自動人形には様々な種類が存在し、それらを生かした戦術を組み立てるのが常套手段である。 量産した自動人形による人海戦術、諜報に優れた自動人形を利用しての奇襲など、搦め手で敵を撃破するのが利口だろう。 【マスター】暁美ほむら 【出典】魔法少女まどか☆マギカ 【性別】女性 【参戦時期】 ワルプルギスの夜に敗北した直後。 【マスターとしての願い】 鹿目まどかの救済。 【weapon】 盾の中に銃火器が収納されている。 詳しい内訳は不明だが、制限でミサイル等の大型兵器は没収されている模様。 グリーフシードの所持の有無については現状では不明。 【能力・技能】 魔法少女に変身が可能。固有能力は「時間制御」。 本編では時間停止を主に使用しており、魔力が残っている限り永続的に時間を停止できると思われる。 ただし、今回は制限によって停止時間に限度がかけられている。 【人物背景】 魔女と戦い続ける宿命を背負う代わりに願いを叶えた魔法少女の一人。 才色兼備の美少女だが、人を寄せ付けない雰囲気を纏っている。 まどかに対しては謎めいた忠告を繰り返すが、それ以外に対しては突き放したような態度を取る場合が多い。 その正体は、異なる未来の時間軸から時を遡ってきたまどかの親友。 元々の時間軸では病弱かつ引っ込み思案な少女だったが、ワルプルギスの夜との戦いで死亡したまどかを救う為に、 「鹿目まどかとの出会いをやり直し、彼女を守る私になりたい」という願いでインキュベーターと契約。 「時間遡行」の能力を持った魔法少女となり、まどかを救おうと何度も時を遡ってきた。 当初はまどか達と共にワルプルギスの夜の打倒を目指していたが、三度目のループの際、 まどか本人から「キュゥべぇと契約した私を助けてあげて」と懇願され、それからはまどかの契約自体を阻止する為に行動する様になる。 【方針】 優勝狙い。ソウルジェムの関係上、魔力の過剰消費は抑えたい様子。 BACK NEXT 010 犬飼伊助&キャスター 投下順 012 エレン・イェーガー&アサシン 010 犬飼伊助&キャスター 時系列順 012 エレン・イェーガー&アサシン BACK 登場キャラ NEXT 参戦 暁美ほむら&キャスター(フェイスレス(白金)) 023 開幕ベル
https://w.atwiki.jp/pogi2u5jm/pages/97.html
// / ___ / / ...  ̄ \  ̄ ミ=―――――/ / /二ニニニニ`、 \ \ _ _ _ _ ,-- r ,-,--、 // 、 i } \ ー‐/ノフノノ!_/、 \ . / 、 ミ=-_\{ | | ヽ ⊂二_ 〉、 / \ゝ/_`_ | |r 、\ 〉、_ゝ/ 〉__ i |ヽ(丶ゝ riっ_ ,} | | ゞ} \ r_ ̄__ /;;| ! ト、!, -_ ` | | 、ノ\ \ _ _ _ _ _ _ _ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|__ \! 入r y, ヽ \`ー  ̄ _____ 〉;;;;;;;;;;;;;;;;;;! | | i \ _ \_ ̄__ |;;;;;;;;;;;;;;/}| | | i人 ' /;;;;;/ // \ !\;;;/ /.| | ヽ ゝ> _ /;;;;;/ / / ー-|ー―― | .! ! \ ヽ _ _ _{!;;;;;/ / / ー――/ / /  ̄[__[ノ;;;/ / / / / / ___ノノ/;/ / / ___、_____ノ / / // ̄ ̄ }/|/ // | ー‐´‐′ ̄. / / / |i // / | /_/ /| ||// / /! __ /./! |/ / / _} { | .| } / // ヽゝ| 〈 / // ̄ ̄ ̄] | \i /// ̄ ̄ ̄ | V_{/__┏━━━━━━┓ 暁美ほむら┣━━┳━━┳┻━━━━━━━┳━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃建設┃0 魔法少女 8 戦闘に+600┃開発┃0 ┣━━━━━━━━╋━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃採取┃0 砂時計 - 敗北時、敵の割り振りを固定したまま戦闘をやり直す。┃探索┃0 ┣━━━━━━━━╋━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃交渉┃0 無し 無し┃戦闘┃600 ┣━━━━━━━━╋━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃好感┃0 無し 無し┣━━╋━━╋━━━━━━━━┻━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃木材┃0 攻撃 100┃石材┃0 守備 100┃土 ┃0 戦略 400┃鉄 ┃0┃資金┃0┃魔力┃0┃食料┃0┗━━┻━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
https://w.atwiki.jp/tokyograil/pages/66.html
暁美ほむら&ビースト ◆devil5UFgA 暁美ほむらは月を探していた。 太陽の光を浴びて、ようやく輝く月を探していた。 誰もが寝静まった中で大地を照らすその月に、かつてのほむらは少女・鹿目まどかを連想させた。 いずれ、あの月へと、少女の中へと誘われることだけを夢見ていた時期があった。 しかし、それは叶わなかった。 「ふふ……」 ほむらは、ケラケラと小さく嗤った。 柔らかな、しかし、下品な笑みだった。 少女の願いは、皓い無機質な獣に奪われようとしていた。 神を飼い慣らそうとする獣に、奪われようとしていた。 我慢など出来るわけがなかった。 元々、少女の決意に納得などしていなかった。 元々、一つ前の宇宙に未練がないわけがなかった。 それでも、少女の願いを理解したから、我慢出来た。 そんな、少女の願いが踏み潰されようとした。 「ならば、せめて、願いを踏み潰すのは――――私の手で」 ほむらは、ケラケラと小さく嗤った。 柔らかな、しかし、下品な笑みだった。 明日になれば、神から切り離した少女と再び出会う。 いずれ少女は自らを殺す。 歪だが熱い愛を抱いたほむらを超える。 そういった少女だ、そういった少女であって欲しいと願った。 誰よりも、ほむら自身が。 ほむらは、ケラケラと小さく嗤った。 柔らかな、しかし、下品な笑みだった。 鹿目まどかは特別だった。 どう特別なのかは、ほむら自身も理解できない。 初めてだというだけなのかもしれない。 まどかが本当に世界で特別なのかもしれない。 ほむらは、ケラケラと小さく嗤った。 柔らかな、しかし、下品な笑みだった。 悪魔はすでに狂っていた。 狂っていたが、涙が流れていた。 ほむらは、月を探していた。 新月の夜に、月などどこにもありはしなかった。 その事実に、狂った少女は涙を流したのだ。 ほむらは、少女が永遠に月であって欲しかった。 誰の脚も踏み入れない、古代に見た月であって欲しかった。 「…………………?」 その中で、不思議なものを見つけた。 探し続けた、延々と探し続けたもの。 しかし、其れに強い不快感を抱いた。 それは月であって、月ではなかった。 ――――新月の夜に、紅い月が輝いていた。 まるで、血に染まった少女のように見えた。 数度は見たであろう、悪夢の少女だった。 少女は血に染まってはいけない。 もっと、もっと、もっと。 少女は――――普通の少女でなくてはならない。 決して、少女は神ではない。 『少女を全てから取り戻したい』 強い愛をリフレインさせたその瞬間、暁美ほむらは紅い月へと誘われた。 ◆ ほむらが東京へと誘われると、そこは街中だった。 鬱陶しいほどに、人が無数に居た。 その中に、自分とだけ視線を合わせる『獣』が居た。 女性の形をしていたが、それは獣だった。 その獣は神を産み、神を殺した獣だった。 最強の獣たるビーストを殺して、神は生誕する。 永遠の千年王国が約束された世界。 その世界に、獣は居なかった。 壊れていく、未来のない世界を生き抜くために獣の因子を発揮させ、人間を辞めた獣。 その獣達に居場所はなかった。 ――――だから、獣は地獄から蘇って、神を殺した。 獣は、永遠の安息を人間から奪った獣だった。 「ふふ……」 「……」 ほむら――――悪魔は嗤い、獣は口を閉ざした。 悪魔と獣は、隣り合って歩き出す。 神を殺した獣が居た。 神を奪った悪魔が居た。 少女は悪魔だった。 獣も悪魔であった。 少女は神を愛し、それゆえに、神を奪った。 獣も神を愛し、しかし、神を愛せなかった。 栗色の瞳と薄く紅の入った唇。 面長なその顔を、瞳と同じ栗色の髪で彩っている。 獣は目を伏せた。 長い栗色の髪の中から覗く、どこか虚ろな瞳に、ほむらは吸い込まれそうになった。 栗色の瞳の中に、金色の瞳を観た。 獣の瞳だった。 「私は――――」 か細い声だった。 唇を小さく動かした、小さな声。 世界に栄光をもたらしたと言われる、英傑の声とは思えないものだった。 どこか親近感を覚え、同時に強烈な嫌悪を覚えた。 「私は、ビースト。人が望んだ神を殺し、約束された世界を奪った獣。マスターは?」 獣が放ったかすれたような声にまぎれて、ほむらは瞳を再び覗くことができた。 強さを感じる瞳ではなかった。 しかし、吸い込まれる瞳だった。 唇を歪に動かし、淡く嗤いながらほむらは答えた。 「私は、魔なる者。神が望んだ優しい世界から、神の願いだけを奪った悪魔」 獣の瞳に吸い込まれながら、それでもほむらは嗤い続けた。 栗色の瞳から凶暴な金色を感じながら、嗤い続けた。 獣は笑わなかった。 不快の念を抱いているようではなかったが、同時に共感もしていない瞳だった。 「……少しだけ」 ケラケラと嗤い続けるほむらを尻目に、獣は路地裏を眺めた。 路地裏の闇の中に、金色の幻想を抱かせる栗色の瞳を向けた。 いや、それは栗色の瞳ではなかった。 栗色の瞳は、金色に染まり、人の瞳から獣の瞳へと変化させていた。 「少しだけ、待っていてくれるかしら」 カツカツとブーツで地面を叩きながら、やはり小さな声で呟いた。 ほむらはゆっくりと頷いた。 その瞬間、獣の身体が『膨張』した。 膨らみ続ける身体は、獣の質素な服を喰いとるように破った。 長い黒髪は、触手のように蠢き、蝙蝠の翼のような形を描いて固まった。 女性としては長身であったその身体は更に膨らみ、2メートルを超えた。 ガラス細工のようだった指先は節くれだった大木の枝のように固まり、細い腕もまたほむらのウエストほどまで膨らんでいた。 獣は、男でも存在しないようなマッシヴな肉体へと変化させる。 魔獣の因子を発動させ、なお、魔獣<デビルビースト>に至れなかった魔人<デビルマン>。 魔獣の因子を発動させ、なお、魔獣<デビルビースト>に堕ちなかった魔人<デビルマン>。 そんな獣が、路地裏の中へと消えていく。 「ふふ……」 その後ろの姿を見ながら、ほむらは嗤った。 泣いているようにも見えるその笑いは、感じ取っていた。 獣が闇を蹂躙する様を。 数分もしないうちに、ひょっとすると数十秒のうちに、路地裏から血に染まった獣が現れた。 全て、返り血であった。 獣は傷を負っていなかった。 満足するように、やはりほむらは嗤った。 「神様は好き?」 「好きではないわ……ただ、愛しただけ。愛したけど、好きにはなれなかった」 獣――――不動ジュンは、やはり小さく呟いた。 「私もよ。神様は好きではないけど、神様を愛したの」 嗤っていた。 その奥には寂しさがあった。 ほむら自身は欲望としての愛を肯定しつつも、神にまでなった少女が欲望を肯定しないことを察していた。 少女の葛藤も、悩みも、全てをひっくるめての願いであることは知っていた。 それでも、ほむらは欲望を願った。 それがほむらの愛なのだから。 【クラス】 ビースト 【真名】 不動ジュン@デビルマンレディー(アニメ版) 【パラメーター】 筋力B 耐久C+ 敏捷D 魔力C+ 幸運E 宝具B 【属性】 混沌・中庸 【クラススキル】 魔獣の因子:A 人を神の愛から遠ざける、魔獣の証明。 より強力な獣であるほどスキルランクは高くなる。 不動ジュンは神を産み、神を殺した最強の獣であり、神に連なる者は不動ジュンに対して優位に立つことはできない。 専用のスキル・宝具を所持しない限り、神性を持つサーヴァントのステータスを不動ジュンと同等まで下げる。 不動ジュンの元々のステータス以下であったステータスは、さらに1ランクダウンさせる。 【保有スキル】 気配察知:C 獣としての超感覚。 付近の生命体、無機物の位置や配置を補足可能。 このランクであれば周囲十m前後の範囲をカバーできる。 変化:C 魔人<デビルマン>へと身体を変化させる。 身体が膨張し、まるで鍛えあげられた英雄のような強固な鋼の肉体へと変える。 また、翼を生やして飛行することも可能。 魔眼:E- 獣と化した金色の瞳は、男女を問わず誘惑する。 ジュン自身も扱いきれない色欲の瞳。 特殊な魔力も持たない、ジュン自身の魅力。 魔眼とも言えないような魔眼。 【宝具】 『女神転生(デビルマン)』 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 不動ジュンの身体を膨張させ、硬質させ、筋骨隆々の魔獣の力を持った魔人へと姿を変える。 腕や翼、頭部を硬質化、あるいはエネルギーを纏わせて強化させることも出来る。 他にも、強力な高圧電流を身体から発することも出来る。 不動ジュンはこの宝具を解放していない状態では、生身の人間の能力となんの代わりもない。 『神殺魔獣(デビルマン・ギガイフェクト)』 ランク:B 種別:対神宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 神を殺した最強の獣である不動ジュンの真なる姿。 身の丈10メートルを超える巨躯へと変身し、肌は青みがかり、眼球には黄疸のような濁りが支配する。 自らの全身からエネルギーを放射し、全ての物体を消滅させる。 この宝具を解放することで、不動ジュンはステータスを1ランクアップさせる。 なお、この際の魔獣の因子スキルで挙げられるステータスは上昇したステータスのことを指す。 (宝具を解放することで、敵サーヴァントは下げられたステータスを該当箇所のみ回復させる) 【weapon】 【人物背景】 ファッションモデルをしている22歳の女性、実家は仙台、短大卒業後、モデルになる為に上京した。 物語開始時は都心のマンションで一人暮らしをしていたが、後に滝浦和美が押しかけてきて同居することになる。 デビルマンとして覚醒後、デビルビーストを駆る“ハンター(エグゼクター)”として扱われ、HA関係者からはコードネーム「ハンターJ」と呼ばれる。 ジェイソン・ベイツのみが唯一、何度かだけ「デビルマンレディー」や「レディー」との呼称を用いた。 ある夜、突然自宅に現れたアスカ蘭により連れ出された倉庫で狼型ビースト・ウルヴァーに襲われ、命の危機に追い込まれた影響により「デビルマン」として覚醒する。 翌朝それが悪夢ではなく現実だと自覚した際には衝動的に自殺を試みるも踏み切れず、結果、表面上はさほど変わらぬモデルとしての日常に戻りつつ、アスカの呼び出しに応じてはハンターとしてビーストを狩る二重生活を送ることとなる。 元来の陰気な性格も相まって、不条理な運命への絶望、先の見えぬ凄惨な戦いに対する葛藤と虚無感、そして獣の欲望への自己嫌悪に絶えず苦しむ。 物語中盤では、『たとえ世界に居場所がなくとも“人”として生き続けたい』との前向きな思いも持っていることを吐露する。 しかし、その後、徐々に、しかし確実に狂い行く世界と自分自身への苦悩はむしろ日増しに深刻となり、情勢悪化とともに本人の精神もまた追い詰められていく。 それは、和美との間に起こる束の間の幸福と最悪の悲劇により決定的となってしまう。 物語終盤では、楽園にてアスカに犯され、インフェルノに堕とされる。 一時的に絶望し状況を受け入れようとするも、同じくインフェルノに堕ちていたかつての敵、そして和美との邂逅によって、アスカを討つことを決意。 死んでいった全てのビーストやデビルマンの力と怨念、そして和美の愛をその身に凝集させ、復活。 インフェルノを脱し“悪魔”として地上に再臨し、“神の子”アスカと対峙する。 終始不利な戦いとなるが、両翼、両腕を失いながらも逆転勝利する。 そして月日が流れ、復旧し以前の活気を取り戻した街に、一人孤独に歩くジュンの姿があった。 和美に似た少女や、尻尾が生えた子供達が元気に駆けていくのを静かに見送りながら、彼女は人知れず雑踏の中へ消えて行った。 また、「デビルマン」の名を冠する様々な作品の中で、所謂“人間”とそれ以外の勢力(デビルマン、デーモン、或いはデビルビースト)の両方を救うことができた最初のデビルマンである。 【マスター】 暁美ほむら@劇場版魔法少女まどか☆マギカ [新篇]叛逆の物語 【マスターとしての願い】 円環の理から鹿目まどかを完全に切り離す。 まどかの願いである円環の理を叶えたまま、まどかをまどかとして存在させる。 【weapon】 各種銃火器、爆弾などは所持していないが、東京にはヤクザ事務所はいっぱいある。 【能力・技能】 円形の盾に内蔵された砂時計を用いた「時間操作」の魔法を操ることが出来る。 操作できる砂の量は1か月分のみで、砂の流れを遮断して時間を止める「時間停止」。 砂時計の上部から砂がなくなった時点で時間を1か月前まで逆行させる「時間遡行」しかできないという制限がある。 上部の砂がなくなると、時間停止も発動できなくなる。 今回の聖杯戦争では『時間遡行』を禁止されている。 【人物背景】 「現在」とは異なる未来の「時間軸」から来た、鹿目まどかの友人。 元々の時間軸では、魔法少女として戦うまどかに憧れる、病弱かつ引っ込み思案な少女であった。 だが、最強の魔女「ワルプルギスの夜」との戦いでまどかが戦死するのを目の当たりにして、「彼女に守られる存在から彼女を守る存在になりたい」という願いのもとにキュゥべえと契約を結んだ。 その後幾度も時間を遡り、まどかの悲劇的な最期を阻止するための戦いに身を投じる中で、魔法少女の本質やキュゥべえの正体を知ることとなる。 途中の別の時間軸のまどか自身と交わした約束により、まどかがキュゥべえと契約を結ぶことを阻み続けていた。過去には眼鏡をかけ、髪も三つ編みにしていたが、他の魔法少女たちに事情を話し協力を求める手段ではまどかを救えないという結論に至り、以降の時間軸では誰にも頼らず魔女を倒すという決意と共に、眼鏡を外し髪型も変えている。 まどかに対する想いは、当初は単なる友情であった。 だが、失敗を重ねて同じ時間を何度も繰り返すうちに後に引けなくなり[14]、全ての価値観をまどかの生死のみに置くようになる。 しかし、そのことがほむらも知らぬうちに、まどかに対し最高の魔法少女にして最悪の魔女となる素質を持たせるという結果に繋がっていた。 キュゥべえにその事実を伝えられた後に臨んだワルプルギス戦においては、重傷を負いつつもまどかの因果をさらに増やすことになる「時間遡行」を断念した。 今までの自分の行動が却って事態を悪化させていたという事実を認識したことで絶望したほむらは、ソウルジェムの穢れが急激に増加し魔女化する寸前であった。 最終話で、まどかによって再構成されたのちの世界でも以前の世界の記憶を維持しており、時間制御能力は失ったものの、まどかに成り代わる形で能力を継承し、彼女の武器である弓を使うようになる。 ある時、ほむらは魔法少女の鹿目まどか・美樹さやか・巴マミ・佐倉杏子と共に、見滝原で夜ごとに出現する怪物・ナイトメアと戦っていた。 だが、そんな状況に、ほむらはどこか違和感を持つ。 やがてほむらは、この現状が魔女化寸前の自分自身が作った結界の中にあり、概念と化したまどかを観測しようとするキュゥべえに利用されていることに気づく。 ほむらはキュゥべえの企みを破綻させるため、自ら円環の理に導かれず魔女と化すことを選ぼうとする。 だが、他の魔法少女たちの活躍によってキュゥべえの企みは砕かれ、ほむらの前にも円環の理の力を取り戻したまどかが現れる。 しかしほむらは、浄化される前に円環の理から人間としてのまどかを強引に引き抜き、世界をさらに改変する。円環の理から外れた存在となったほむらは悪魔を自称し、彼女のソウルジェムは穢れの浄化を全く必要としない「ダークオーブ」へと変化し、悪魔ほむらへと変貌を遂げた。 ほむらによる世界の改変後には、アメリカから帰国してきた転校生のまどかと再会するが、ほむらの問いに対して欲望より秩序の方が尊いと返したまどかに対しては、いずれ自分は敵対するかもしれないと述べた。 神にも等しい存在となっていたまどかを、更に因果律を書き換えることで取り戻したほむら。 だがまどかの存在は不安定で、ふとした切欠で「円環の理」に戻る危うい状態にある。 そのまどかを安定させるために、ほむらは聖杯戦争へと挑む。 【方針】 聖杯を手に入れる。
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/74.html
暁美ほむら&キャスター ◆WRYYYsmO4Y 『……皆様、今宵は当サーカスにお越しいただき誠にありがとうございます』 『此度のサーカスを彩る役者は、「地獄の機械」に運命を操られた一組の男女』 『片や叶わぬ愛を追い続け、片や救われぬ者に手を差し伸べる哀れな操り人形達』 『今回お送りしますは、その二体の人形の出会いの記録でございます』 『……おっと、そう身構えなくても結構。何しろ今宵演じられますは出会いの記録。皆様の心を砕くものは何処にもありません』 『どうか皆様、肩の力を抜き、ごゆっくりお楽しみ下さいませ――――』 □ □ □ □ □ □ □ □ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 何度も、何度も、何度も、何度も繰り返した。 数えるのも馬鹿馬鹿しくなる程、同じ時間を何度も遡ってきた。 幾度も、幾度も、幾度も、幾度も魔女と戦い続けた。 見飽きるくらいに、幾度も同じ姿の魔女を狩ってきた。 何回も、何回も、何回も、何回も仲間を殺した。 ある時は魔女と化した同胞を、時にはまだ絶望して無い者さえ何度も殺してきた。 そうして、何度も、幾度も、何回も戦い続けて。 暁美ほむらは、果たして大切な者を救えただろうか? 答えは「否」だ。 彼女は、一回たりとも願いを果たせていない。 これまで渡った全ての世界で、失敗だけを積み重ねてきた。 心をすり減らしながら戦っても、愛しの少女は憎きあの獣共と契約してしまう。 魔法少女になったら最後、最早その先に待ち受けるのは絶望だけだというのに。 それでも、あの優しい少女は、誰かを救う為に自分を犠牲にしてしまった。 策をいくら巡らせても、理想に辿り着けない。 どう立ち回ったとしても、驚異に抗えない。 気付いた頃には、世界は自分の夢とは異なる方角に舵を切っている。 まるで、地獄の誰かが造った機械に操られているかのように。 暁美ほむらの運命は、いつも最悪の形で狂ってしまうのだ。 そして、今回も。 ほむらは立ちはだかる絶望に敗北した。 瓦礫の山と化した街の上空では、今も魔女が嗤っている。 ワルプルギスの夜は、全ての元凶となったあの悪魔は、未だ健在だった。 一方のほむらは、それとは逆に満身創痍の状態であった。 瓦礫を背にして座り込む彼女の姿は、生傷ばかりがよく目立つ。 この瞬間に至るまで、ほむらは自分の持てる全てを以て戦った。 ワルプルギスの夜を打倒する為に、たった独りで戦いに臨んでいた。 今までで最も強力な武装と、今までで最も強固な決意。 それを携えて挑んでも、それでもワルプルギスの夜には勝てなかった。 魂の揺り籠が――ソウルジェムが濁り始める。 絶望が魂を浸食し、自己を塗り潰さんとしている。 このままでは、数分もしない内に暁美ほむらという個は消滅するだろう。 ほむらにとって、諦めとは絶望と同義だ。 足を止めたその瞬間、彼女は死を迎える運命にある。 最早、どう足掻こうと無駄なのだ。 ワルプルギスの夜は倒せず、まどかを救う事も出来ない。 それが世界の選択であり、決して抗えない宿命なのだ。 堰を切った様に溢れ出るのは、絶望の言葉達。 それらに込められた負の感情で、ソウルジェムが黒く染め上がる。 魂が完全に濁り切った時、ほむらは魔女へと姿を変える。 だが、そうなってしまっても構わないとさえ、彼女は考えていた。 ワルプルギスの夜と同じ様に、絶望の権化として呪いを振り撒くのも悪くないかもしれない。 どうせもう、自分に打つ手など何も無いのだから。 そうして、ほむらが全てを諦めようとした、刹那。 彼女の指先が、何か堅い物に触れた。 手に取ってみれば、それは木の欠片だった。 ひどく傷んでいるそれは、一見何の価値も無い様に見える。 だがほむらには、これがただの木片では無いと、何故だか思えてならなかった。 ほむらの脳裏に、一つの噂が浮かび上がる。 得物となり得る銃器を調べる内、自然と耳に入ってきた都市伝説。 それは、星の海を渡る方舟の物語。 方舟の中で行われるのは、あらゆる願いを叶える聖杯戦争。 そして、参加資格となるのは、方舟の一部たるゴフェルの木片。 もしかしたら、都合のいい作り話でしかないのかもしれない。 方舟など所詮空想の産物で、手にした木片はただのゴミなのかもしれない。 それでも、ほむらは願わずにはいられなかった。 聖杯が齎す万能の力で、彼女を救う事が出来るというのなら。 願わくば、その魔法の様な奇跡に縋らせてほしい。 ゴフェルの木片は、言うなれば地獄の底に垂らされた蜘蛛の糸。 カンダタがそうだった様に、時の牢獄の中でもがく少女もまた、その一本に手をかける。 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □ □ □ □ □ □ □ □ 暁美ほむらは、独り草原で立ち尽くしていた。 ひどく懐かしさを覚えるのは、その風景が見滝原にも存在していたからだ。 相違点を上げるとすれば、視線の先に崖が存在している所か。 崖の手前に、椅子が一つ置いてある。 シンプルな造りをしたそれに、男が座っていた。 漆黒のローブを纏い、見事な髭を蓄えた銀髪の老紳士。 「貴方が私のサーヴァントかしら」 草原に辿り着いた瞬間、無数の単語が頭に流れ込んできた。 聖杯戦争、サーヴァント、令呪――今となっては、それらの具体的な意味さえ把握できる。 だから、今椅子に座った老人がほむらの僕である事も、すぐに判断できた。 都市伝説は――方舟はたしかに実在していた。 希望はまだ、全て潰えてはいなかったのである。 「おやおや、これまた随分と可愛らしいマスターじゃないか」 その言葉と同時に、老人の口元が三日月に歪む。 酷く薄気味悪い彼の笑顔を前に、ほむらは僅かに眉を顰めた。 「その言葉、貴方で間違いないようね」 「ああそうだとも。君は予選を突破して見事本選出場ってワケさ」 賞賛のつもりか、老人はパチパチと手を叩いてみせた。 本人にその気があるかは知る由も無いが、ほむらからすれば茶化している様に思えてならない。 この聖杯戦争に予選が存在する事も、ほむらは既に把握していた。 記憶を封じられた状態で「方舟」内の世界に放り込み、見事記憶を取り戻せれば予選を突破。 彼女は今まさに、ほんの十数分前に自らの記憶――即ち願いを思い出すに至ったのだった。 NPCだった頃の記憶は、ほむらは今でも鮮明に思い出せる。 何の力も持たないただの中学生として、まどかの事を忘れてのうのうと暮らしていた。 「……忘れてたのね。まどかを」 ほむらの胸中で湧き上がるのは、まどかを忘れてのうのうと暮らしていた自分自身への怒り。 救いたかった者の事を記憶の奥底に沈めて、何を笑って生きているのだ。 「どーしたんだい、さっきから不貞腐れちゃって。もっと笑いなよ」 間の抜けた声でそう言うと、老人は椅子から立ち上がり、ほむらの元に歩み寄る。 彼女の丁度目の前にまで近づいた瞬間、彼は顎と髪の毛を引き伸ばし、 「うちゅーーぢんだよ~~~~ぴきゃぺきょり~~~ん」 唐突に始まった悪ふざけを前に、ほむらの瞳が細まる。 それを目にした老人の顔は、先程とは打って変わって露骨に萎えていた。 「……リアクションうっすいなァ。つまんねーの」 「悪いけど、そういう冗談は嫌いなの」 「そうかい」とだけ言って、老人はほむらに背を向けた。 抑えきれない不安感からか、ほむらは思わず問いを投げかける。 「貴方、本当に聖杯を獲る気があるの?」 「あるさ。獲る気無いなら最初から呼ばれる訳ないだろ?」 「私にはそう思えないけど」 「ひっどいなァ君。僕だって聖杯欲しくて仕方ないのにさ」 会話の途中で、老人は先程まで座っていた椅子のすぐ近くにまで来ていた。 彼は椅子を片手で持ち上げると、頭上高く放り投げる。 「安心しなよ。僕は――もの凄いんだからさ」 その時、投げられたのは確かに椅子だった。 しかし、宙を舞ったのは、椅子では無く、用途の無い木材の群れ。 接合されていた筈の椅子が、バラバラに"分解"されていた。 「いつだって本気だったよ。200年間本気で恋して、本気で惚れて、本気で愛して。 でもぜーんぜん駄目、誰も僕に振り向いちゃくれない。200年間僕はずーっとフラれっぱなしだったのさ」 空に浮き上がった木片達は重力に従い、草原へと落ちていく。 そうして地に伏したそれらを踏みつけながら、老人は再度ほむらに歩み寄る。 「僕はね、好きな人に愛されたいだけなんだよ。だけどさ、どーも聖杯じゃないと駄目みたいでね」 「ひっどいよなァ、ホント」と大きく溜息をつく老人に対し、ほむらが抱いたのは狂気だった。 好きな人に愛されたいだなんて、ただそれだけの理由で。果たして人間は、200年もの歳月を費やせるものなのか。 「ま、どんな願いがあるか知らないけど、僕は強いからもっと自信持っていいのさ。 言うだろ?自分を信じて前向きにならなきゃ、叶う夢も叶わないってさ」 にたり、と。不気味な笑みが、またもほむらに向けられる。 瞬間、彼女の全身に走るのは怖気。 言い様の無い、理由の無い嫌悪感が、全身を這いずり回る。 例えるならそれは、初めて魔女をこの目で見た時の感覚によく似ていた。 「これから仲良くしようよマスター。 僕はフェイスレス……ああ、キャスターって名乗った方が良いのかな?」 「……暁美ほむらよ」 「ほむら、ね。いい名前じゃないか。燃え上がれーって感じでさァ」 そう嘯いた後、キャスターはケタケタと嗤ってみせた。 嗤い声が草原に響く中、ほむらの胸中から湧き出るのは――怒り。 ほむらが護りたかった少女も、丁度このサーヴァントと同じ事を言っていた。 まだ魔法少女ですらなかった頃、彼女はそうほむらを元気づけ、朗らかに、優しく笑ったのだ。 拳を強く握りしめ、滲み出る怒りをどうにか抑える。 例えどれだけ軽率な意思だったとしても、それだけは口にしてはならなかった。 誰よりも救いたい少女との思い出を、下賤な笑顔で汚された。 「貴方なんかが、まどかと同じ事を言わないで……ッ」 「んん?なんか言ったかい?」 「……なんでもないわ」 そうだ、今はまだ抑えるべきなのだ。 怒りを曝け出すのは、聖杯を手にしてからでいい。 聖杯戦争を勝ち残る為には、不愉快ではあるがこの男の力が必要不可欠なのだから。 不気味な笑みを目にした際の嫌悪感も。 まるで道化師の様なふざけた言動に対する苛立ちも。 負の感情は偶然のものではなく、きっと生まれるべくして生まれたのだろう。 だから、今ならはっきりと言える。 (私は、こいつが大嫌いだ) □ □ □ □ □ □ □ □ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 『……さて皆様、誠に申し訳ないのですが、今宵お送りするのはここまでとなっております』 『果たして、壇上で踊る人形達は、見事運命を覆せるのか……』 『この先の物語、それを目撃するか否かもまた運命――即ち、「地獄の機械」が決めるのです』 『では皆様、機会があれば、またこのサーカスで御会いしましょう』 『それでは、一時閉幕となります……』 【出典】からくりサーカス 【CLASS】キャスター 【マスター】暁美ほむら 【真名】フェイスレス(白金) 【性別】男性 【属性】混沌・悪 【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:B 魔力:B 幸運:E 宝具:A 【クラス別スキル】 陣地作成:B 魔術師として、自らに有利の陣地を作り上げる。 彼の造る工房は自動人形の製造に特化しており、その在り方は製造工場に近い。 道具作成:A 魔力を帯びた道具を作成出来る。 フェイスレスは人形制作に特化しており、意思を持ち自立稼働する人形を製造可能。 【固有スキル】 三解:A フェイスレスが持つ「自動人形を沈黙させる三つの術」の総称。 「分解」は内蔵した工具であらゆる物体を"分解"する。人体の骨格も例外ではない。 「溶解」は掌から溶解液を発射し、対象を"溶解"する。 「理解」は自動人形達に自らが創造主である事を"理解"させる。全ての自動人形はフェイスレスの支配下にある。 精神汚染:D 夢の成就の為に身を捧げた狂人。一切の悪行に罪悪感を抱かない究極の自己中心主義。 「ドス黒く燃える太陽」とまで評されたその精神を、常人が理解するのは不可能と言っていい。 変装:C 顔の形はおろか声質さえ自在に変化させられる特技。 ただし、髪の色だけは自力では変えられない。 【宝具】 『最後の四人(レ・デルニエ・キャトル)』 ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~? 最大補足:?個 フェイスレスが自らの手で造り上げた最後の自動人形にして第一の僕。 彼の側近を務めた、言わば幹部格の自動人形であり、それらどれもがサーヴァントに匹敵する性能を誇る。 単独召喚は勿論の事、十分な魔力さえあれば四体全員の一斉召喚も可能。 ハーレクイン 筋力:C 耐久:D 敏捷:B 魔力:B 幸運:E 全身タイツの自動人形。 常におちゃらけた態度をとる自称「道化師」だが、逆鱗に触れた者には激情を露わにする。 側頭部に装備された角を模した装備を用いる事で、様々な天候を自在に操る事が可能。 肉弾戦においても、ブリゲッラの背後からの攻撃を軽くいなしていた事から、相当の実力者だと判断できる。 口癖は「○○の△△にかけて」(例:「そりゃもう、娘っこの白い足にかけて!」)なお、これ自体に深い意味がある訳ではない。 ブリゲッラ・カヴィッキオ・ダ・ヴァル・ブレンバーナ 筋力:C 耐久:B 敏捷:B 魔力:E 幸運:D コートと目深に被った帽子で全身を包んだ自動人形。 人間の武術に強い興味を示しており、戦闘時に置いてもその武術のみで闘う。 高い破壊力を誇る小型ミサイルを全身に装備しているものの、当の本人はこの武装を嫌悪している模様。 事実、やむなくミサイルを使用した後はその破壊力に快感を覚えてしまい、それが間接的な死の原因となっている。 カピタン・グラッツァーノ 筋力:C 耐久:C 敏捷:C 魔力:D 幸運:C 中世の軍人を意識した衣装を纏った自動人形。 剣技を得意としており、必殺技は電流を纏った剣で相手を貫く「血と雷(サングレ・イ・フェーゴ)」 また、足裏に装備されたジェット噴射器で空を飛ぶ事も可能。 由緒正しき軍人の家系を自称し、暇さえあれば自慢話を語っているものの、それらは全て法螺話に過ぎない。 ディアマンティーナ 筋力:E 耐久:D 敏捷:B 魔力:C 幸運:B ゴスロリ服を着た自動人形。 刃物や爆弾等を内蔵した熊の人形と、頭部の欠落した小鳥型の人形を多数所有している。 それらはディアマンティーナの命令で機動し、熊の人形は攻撃、小鳥の人形は防御の役割を担っている。 創物主であるフェイスレスに恋心を抱いており、二人は相思相愛だと信じて疑わないが、 その片思いの相手は、彼女をさして重要視はしていないのが現実である。 【weapon】 『無銘』 頭部を除く全身を機械化しており、そこには様々な武装が内蔵されている。 「三解」のスキルの欄で説明した工具と強酸、そして左腕には大型のニードルを発射する装置を搭載している。 また、例え腕を切断しても、そこから無数のコードを触手の様に伸縮させる事も可能。 【人物背景】 奇病を振り撒く自動人形を破壊する「しろがね」の内、肉体の一部をサイボーグ化した「しろがね-O」の首領。 その正体は、その自動人形が誕生した原因を造りだした言わば全ての元凶である。 本名は白金(バイジン)。正確に言えば彼の人格と記憶を移した個体がフェイスレスであり、フェイスレスとしての本名はディーン・メーストル。 片思いしていたフランシーヌ、そして彼女と瓜二つの女性達を我が物にする為、200年にわたって彼女らを追いかけ回す狂人。 普段はふざけた口調と態度をとるものの、それらはあくまで演技であり、本来は利己的かつ冷酷な性格。 自分の考えこそが絶対だと信じて疑わず、過程で「ゾナハ病」なる世界最悪の奇病をばら撒こうが、彼は一切の罪悪感を抱いていない。 そんな彼を、ある少年は「全てを燃やし尽くして平然とゆらぎもしない、どす黒く燃える太陽」と形容している。 【サーヴァントとしての願い】 今度こそ、フランシーヌの愛を手に入れる。 【基本戦術、方針、運用法】 キャスターにして珍しく肉弾戦もこなせるが、本質はやはり自動人形達を利用した戦術だ。 戦闘、諜報、暗殺等、自動人形には様々な種類が存在し、それらを生かした戦術を組み立てるのが常套手段である。 量産した自動人形による人海戦術、諜報に優れた自動人形を利用しての奇襲など、搦め手で敵を撃破するのが利口だろう。 【マスター】暁美ほむら 【出典】魔法少女まどか☆マギカ 【性別】女性 【参加方法】 ワルプルギスの夜に敗北した直後、瓦礫の中から偶然ゴフェルの木片を発見した。 【マスターとしての願い】 鹿目まどかの救済。 【weapon】 盾の中に銃火器が収納されている。 詳しい内訳は不明だが、制限でミサイル等の大型兵器は没収されている模様。 グリーフシードの所持の有無については現状では不明。 【能力・技能】 魔法少女に変身が可能。固有能力は「時間制御」。 本編では時間停止を主に使用しており、魔力が残っている限り永続的に時間を停止できると思われる。 ただし、今回は制限によって停止時間に限度がかけられている。 【人物背景】 魔女と戦い続ける宿命を背負う代わりに願いを叶えた魔法少女の一人。 才色兼備の美少女だが、人を寄せ付けない雰囲気を纏っている。 まどかに対しては謎めいた忠告を繰り返すが、それ以外に対しては突き放したような態度を取る場合が多い。 その正体は、異なる未来の時間軸から時を遡ってきたまどかの親友。 元々の時間軸では病弱かつ引っ込み思案な少女だったが、ワルプルギスの夜との戦いで死亡したまどかを救う為に、 「鹿目まどかとの出会いをやり直し、彼女を守る私になりたい」という願いでインキュベーターと契約。 「時間遡行」の能力を持った魔法少女となり、まどかを救おうと何度も時を遡ってきた。 当初はまどか達と共にワルプルギスの夜の打倒を目指していたが、三度目のループの際、 まどか本人から「キュゥべぇと契約した私を助けてあげて」と懇願され、それからはまどかの契約自体を阻止する為に行動する様になる。 【方針】 優勝狙い。ソウルジェムの関係上、魔力の過剰消費は抑えたい様子。
https://w.atwiki.jp/homura_wiki/pages/13.html
ほむほむスレ用テンプレ 1 <ほむほむのAA>暁美ほむら、通称ほむほむを語るスレです。キュゥべえにGS投げながらほむほむを応援しましょう暁美ほむら(あけみ -) CV:斎藤千和成績優秀、容姿端麗、スポーツ万能の謎多き転校生。ttp //www.madoka-magica.com/tv/character/img/chara2_img.pngttp //www.madoka-magica.com/tv/character/img/chara2_text.png◎前スレ<前スレタイトル><前スレURL> 2 ◎関連サイト 公式:http //www.madoka-magica.com/ MBS公式:http //www.mbs.jp/madoka-magica/ アニプレックス公式:http //www.aniplex.co.jp/lineup/anime/madokamagica/ 公式ツイッター:http //twitter.com/madoka_magica まとめWiki:http //www22.atwiki.jp/madoka-magica/ 海外まどかWiki:http //wiki.puella-magi.net/Main_Page◎暁美ほむらまとめwiki http //www50.atwiki.jp/homura_wiki/◎避難所 【まどか☆マギカ】暁美ほむらスレ避難所 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/8286/1323034439/◎ほむほむとのお約束 ・実況厳禁。 実況(放送時間内に書き込む行為)はいずれかの実況板で行うこと。 ・荒らし、煽りは徹底的に放置。→削除依頼:http //qb5.2ch.net/saku/ ・次スレは 970がほむほむしてから立てること。立てられない場合は代わりを指名してほむほむすること。◎NGExのススメ ※Jane向け ツール→設定→機能→あぼーん→NGEx→「ほむほむスレ荒らし対策」と入力→追加 【対象URI/タイトル】タイプ:含む キーワード:暁美ほむらは 【NGWord】タイプ:正規(含む) キーワード:任意のNGワード (キーワードを増やす時は「 | 」で区切って追加) 最後に、左下のボックスで「透明あぼーん」を選んで「OK」 3 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ Q 暁美ほむら(あけみ ほむら)とは── ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ,... ''"~ ̄ `‐‐-....、 / ;;;;;;;;;;;;;;;;; `ヽ、 ←おしゃれカチューシャ。最後はまどかのリボンと交換 / ;ィ≦=====ミxi ヾ ヽ / / i i `i ゙; ヘ ←まどかのことで埋まる、煩悩ブレイン。いろいろ知ってる / / / i i i ! i i ハ i i -i‐‐-/i i i -‐‐i-i i i ←元眼鏡っ子。それもまた良し j! i i从 / i ト、 トjヽ i i i } i 人iィ≧=ミ ヾi V孑=ミx ! i j! ←まどかの僅かな変化も見逃さないほむらアイ i i `り|俐 り||俐`i j-、 / ! ハ 弋;;;シ ゞ シi i / } / ←まどかの声を聞き逃さない地獄耳 i i につ ⊂ニi j /_ノ / V i ` - ...__ -_,,....<jノ_r、 { ←爆薬調合をこなす器用な手先。何故家庭的な方面に生かさなかったし ゙、 i/ ;.ヘr笊jハ! トァヘノf'"⌒} λ \i 〈 . 〔三 [} 三〕. . /f ノ ゙、 ←クールな振りして実は気弱なドジっ子ハート。がんばり屋さんなのはクラスのみんなにはナイショだよ! / ト、 ∨ ∧∨ . / ゙トイ 〉 ゙、 , ' / i ゙、/ ムム ゙、/i、 「イ \ ←まどかもビックリのまな板。だがそれがいい , ' / / ノ j〈 / } ゙、 〉{ ヽ、_/ \ / / /{ / / j ヾ \ \ \ミ=- ←砂時計をモチーフにした魔法少女ルック。それが萌えなのか / / / i/ヘ/7、 ∧ / ヾ^ \ ヾ、 \ ヽ { /i/ ,,くミr .;,_ ∧ / l. ト、 ∧_,;.>┐\} \\ ハ ←俺達のハートを掴んで離さない魅惑の黒髪ロング。多分まどかもクンカしたがってる i / レ7ァト 、_`''∨-~‐∨「_r‐Lf゙ \ト } i/ ~`" / ~7j ~ァr~'' { {~''} )j ←鉄壁スカート。パンツはまどか以外には見せません { / i i ゙; 込 \ j { { ゙; i ←すらりと伸びた脚線美を包む、無限の魅力を秘めた黒タイツ i i ! i i 人 } ! ←素早くまどかのもとへ向かうためのほむレッグ 弋 〉 j ノ `"゙´ `''''" ←踏まれる床板はもれなく幸せになるヒール ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ A. ほむほむ ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 4 , --‐―‐ 、 テストに出るほむ / 「ニニニiヽ. ___________ l i| |ノ/ノハノ))! ビシッ | │ | (| | ┰ ┰| | /. │ ほむほむQ&A │ | ハN、''' - ''ノN / | | ノノ /,} つ つ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄Q:ほむほむってなんやねん A:私こと、暁美ほむらの愛称のようなものよ。私自身を指す他に、擬音・擬態語としても使われるわね。 実際にどのような状態を指す言葉かは謎に包まれているわ。 モフモフと似た感覚じゃないかしら。 Q:なんでほむほむって言うのよ A:私にもわからないわ・・・ 元ネタとしては、3話に登場した魔女Charlotteが孵化するシーンに登場する箱状の物体に描かれていた 魔女文字「WATASI HA HOMUHOMU HA DESU(私はほむほむ派です)」に由来しているようね。 Q:AAなんかでたまに見る●~は何よ? A:爆弾ね。本編ではパイプ爆弾だけど、文字で表すにはこっちのほうがわかりやすいのよ。 ちなみに私の手作りよ。 Q:ほむほむは変態さんなの? A:違うわ。たとえ変態だとしても、変態という名の淑女よ。 それに変態チックなのは二次だけよ。勘違いしないでくれる? Q:あ、まどかちゃんだ A:少し席をはずすわ。 サッ \キャー!/ 5 \ み ん な 仲 良 く / _ ,r´===ヽ i i !´`⌒ヾ i __!l|从ハノリ!| ((( ノノリ从从ゝ___ | |リ、゚ ー ゚ノl| ゞ(リ ゚ ヮ゚ノリ | |\ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒ ⌒⌒⌒⌒⌒\ | \^ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ \ \ ..|⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒.| \|____________| 5別パターン \ み ん な 仲 良 く / , -─-、 _ __ /i´Y´`ヽ ,マミ-─-' ,r´===ヽ i i !´`⌒ヾ i.. '´ ヽ .ハ7'´ ̄`ヽ. __ν*(ノノ`ヽ).!l|从ハノリ!|.((( ノノリ从从ゝ{ i{ノハ从k} l ,イl//`ヘヘ!__ | ξゝ ゚ ヮ゚ノ |リ、゚ ー ゚ノl| ゞ(リ ゚ ヮ゚ノリ ヽ!l|.゚ ー゚ノリ リノ(! ゚ ヮ゚ノリ | |\⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒.∧_∧⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒\ | ..\^ ⌒ ⌒. ⌒ ⌒ //(・ー・)ヽ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒\ | \ /ノ ( uu ) ヽ) \ .\.. |⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒.| \ ..| | ..\|____________________________.|
https://w.atwiki.jp/homura_wiki/
暁美ほむらまとめwikiへようこそ ,... ` .. / /二二二二二二 、 \ / / `丶、丶 rヘ ヽ . / / ヽ \ l | ト、 ’, // / / / l \\|i | | ’、 .. .′.' / 〃 i | l\|i | |\ ヽ .___ / . i / /i ハ | l |i | | γヽ 彡――/〉 l ! 孑七¬‐ト / | f | l |i | | /ゝく | // |! l l / | /' | / !八 ハA、| l |i | |/ ハヽ、 ! // | | / | / ―| / | ヽ | | |`丶、l |i | .// | ! ト、\// ゝ | l! { ,xィう竿ミx \! ヽ ノ jヽ、|i |// !|| | \// | l!ヽ !∨/ }_/` x≦ミx、 ハ メ /|l ! | /` ! l! ` {爪;;ノ/ ´ ,う ヾ、 | / / |! | | / ‘ l! ゝ-‐‐' ,々 } 》 |/ / | | | ′ } l!//// 〈 `ーク / } / |」 j 八 ′ ``‐-彳 / / ′ 八 \ 、 ////// イ ! / } | ... ` 一 / ! | /,r―{ |7ー>、 イ | | 〃 ハ l! /巛 }≧ _ -┐xfチ/ ! | / ′ ! l/ ヽ\ _レ"゚/ /⌒ヽ、 | / { | ! 〉 ` _┬ - _ ̄-‐'"/ / ゝ !/ ', r| |‐―┴ 、 川 ̄ ___/ /  ̄ ̄`ヽ Ν| |. . . .\人rヒ´. . / ;イ7 ハ このwikiは、2ちゃんねる掲示板アニメキャラ個別板の「暁美ほむらはほむほむ可愛い」スレッドについて、テンプレートや過去ログを保存する場所です。 誤字脱字の報告や意見・要望等ありましたら下のコメントフォーム等でお寄せ下さい。 未分類AAの情報募集中です。何話の何々のシーン等、わかる物がありましたら是非教えて下さい。 現行スレ(2014/10/2~) 【まどか☆マギカ】暁美ほむらはほむほむ可愛い289 https //matsuri.5ch.net/test/read.cgi/anichara2/1590267827/ 避難所 【まどか☆マギカ】暁美ほむらスレ避難所 Part.2 http //jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/8286/1396564272/ アンケート「ほむらちゃん、どう呼んでる?」 コメントフォーム 最新の10件を表示します。コメントページはこちら 過去ログ残り全部編集しました。スレでdat上げてくれた人ありがとう - 名無しさん 2012-01-04 07 04 49 今更だけど色変えたり基本デザイン弄るのは管理人しかできないです っていうかここの管理人さん生きてるのかな - 名無しさん 2012-01-20 00 57 17 管理人の霊圧が…消えた… - 名無しさん 2012-01-22 02 27 17 誰でも編集できるしなんかミスってもすぐ直せるんだからもっと気軽に編集しようぜおまえら - 名無しさん 2012-02-06 17 23 25 LODA.JPが閉鎖したのでメニューから削除。誰か新しいほむほむロダ作ってください - 名無しさん 2012-04-02 07 22 13 トップ絵とか誰か描かないかなー - 名無しさん 2012-05-06 05 40 06 更新履歴の復活希望 - 名無しさん 2013-02-27 19 04 43 ほむほむロダ希望 - 名無しさん 2013-11-16 11 38 41 用語集「デビほむ」作成。解釈の違いがあったら補完よろ - 名無しさん 2013-11-17 23 28 59 なんかスレ誘導も1年くらい更新無かったから更新したけど、管理されてないなら別のWikiでも作ったらどうなの・・・ - 2014-10-04 12 43 48 名前
https://w.atwiki.jp/pararowa/pages/358.html
暁美ほむらの退屈 ◆Z9iNYeY9a2 「ふぅ…」 一人になったほむらは一息つく。 元々人見知りが多く人付き合いも少なかったほむらは、そもそも腹芸が得意ではない。 かといって喋らない状態のままであの場に乗り込むなどしたら舐められかねない。 実際にはそのような感情を抱く者が相手ではなかったし必要かと言われれば微妙なところなのだが、そんなことはほむらは知らない。 故に、仮面を被ることにした。 不安や願いを悟られぬほどには人格を変えられる仮面。 新しい顔を生み出すのはこれで二度目といったところだろうか。 かつての仮面は結果的に人が近寄ることを避けさせるようなものだったが、今回は相手に舐められないためのもの。 少しばかり精神的な負担もあった。 衣装を黒いドレスから制服に戻し、放送内容を反芻する。 残りの参加者は9人。 その中には鹿目まどかもいる。 正直なところ、若干苛立つ気持ちがあった。 (今までまどかを助けられた世界はなかったというのに) この殺し合いの中でまどかが生きられる可能性は低いと最初から考えていた。 だからこそ、まどか一人を生かすことよりも全てのまどかを救うという目的を心の中に置いて動けたのだ。 このまどかを死なせることになっても、と。 だというのに、今彼女はこうして残っている。 まどかのことだけではない。 美樹さやか。 自分との相性が悪く、また彼女の心も強くはないため共闘を避けてきた少女。 その弱さがまどかの心を縛ることもあり、目的のための障害になったことは数え切れない。 そんな彼女は、これまでの世界では見られなかったような心の強さを手にして、最後は魔女化する覚悟をもって多くの参加者を守って死んだ。 その強さがかつての世界で表せたなら、どこかの世界のまどかを救うくらいはできたかもしれないのに。 美国織莉子もそうだ。 今更あの時の敗北についてとやかく言おうとは思わない。 だが、一体何の心変わりがあったのかは知らないが彼女の最後の行動は確かにまどかの命を救うためのものでもあった。 本来ならば感謝の一つでも投げはしたかもしれないが、今の自分にとっては。 「………」 自分の中に、矛盾と葛藤があるのを感じた。 もしも自分の手が届かぬ場所で死んだのであれば、それも止むなしと諦め、また彼女も救うべき存在としてこの身を動かすことができただろう。 しかし、今の自分にはあのまどか一人を救うための手は届く。 (私に、まどかを殺すことはできないでしょうね) それを幻視するだけで、かつてソウルジェムを砕いたまどかの姿が脳裏によぎって心を激しく揺さぶってくる。 「随分悩んでいるみたいね」 気配もなく隣に現れたアーニャに、それでも動揺を見せぬよう無表情に視線を向ける。 「警戒しなくてもいいのよ。今の私は、一応あなたの味方だから」 「……」 「気になる子でもいるのかしら?」 動揺を抑える。 「…」 「どうして分かったのって目をしてるわね。 だってあなたの顔、ナナリーのことを気にかけてる時のルルーシュと同じだったもの」 「はぁ…」 隠していても仕方ない、と息を吐く。 「キュゥべえは、私に接触を図ってきたことを考えたら少なからずあの儀式に対して干渉を行っていたのよね。 もしもだけど、私も干渉しようとしたら、許されるのかしら?」 「別に構わないと思うわ。 ―――と、言いたいんだけど、この段階であなたがしようとしてることを許すとなると少し宜しくないのよね。 そこまで許容するとなると、シャルルかアカギに聞くしかないと思うけど、流石に許してくれないでしょうね」 「………」 ほむらの中で思考がめぐる。 どうするべきか。 強引に行くべきか、それとも心を凍らせて諦めて彼女自身の可能性にかけるか。 前者はこれからの行動において最終目標に差し支える。 後者は心に大きな痼を残してこの先をいくことになる。 後者は個人的な問題だ。彼らに話したところで解決策など出るはずもない。 「だけど、無理ってわけじゃないと思うのよね」 小さく笑いながら、悩むほむらにアーニャは呼びかけた。 「私から言える条件としては2つね。 まず今現在、儀式は一時的な停滞期間になっているわ。積極的に人を殺せるような子達がいなくなってしまったんだものね。 キュゥべえの見立てだとここから状況を動かそうとするなら、彼らが私達の元に近づいてくるしかない」 「つまり、そのための行動だというのなら、多少は肯定されると」 「そうね。そしてもう一つ、こっちが重要になるんだけど」 そうして問いかけられるアーニャの言葉。 それにほむらは静かに頷く。 「何だ、そんなことなの」 「できるのかしら」 「できるわ」 告げられた課題を、異論を挟むこともなく受け入れた。 「ただ、その前提で動くなら少しだけ、私の計画の流れも変えなければいけないわ。 そこだけは了承してもらいたいわね」 ◇ 殺し合いの目的。 アカギやシャルルの狙う世界の想像。 それをなすための装置として、この儀式の核たる部分には最終兵器が備え付けられていた。 かつて多くのポケモンの命をエネルギーとして捧げて駆動させることで、兵器として世界を滅ぼしたと伝えられる兵器。 しかしキュゥべえにしてみればこれはとても非効率的なものだという見立てだったらしい。 多くの命を捧げてなしたことが一個体の生命の蘇生、そして何も生み出さない戦争による単純な破壊活動。 これに対しての改良を加え、効率を上げることとなったのがキュゥべえの最初の仕事だったという。 まず、ポケモンの命のみを捧げていたこれに対し人やその他の命も動力として使えるものに変更。 さらに焚べた命に対してのエントロピーを換算して出力を底上げできるよう、キュゥべえ達自身の持つ技術を導入。 これにより、殺戮兵器だったこの装置は世界の創造を成し得るものへと形を変えた。 無論、世界の創造となればそれだけのエネルギーが必要となる。 効率を上げたとはいえ、そのために何万、何億も必要かもしれない人間の命を回収することは不可能ではないが難しく、時間も膨大で妨害だって有り得る。 そこで無作為、しかし多くの因果を備えうるという者たちを厳選し、殺し合いをさせることでエネルギーの回収を目的としたのが、この儀式である。 これにはある世界で行われていた聖杯戦争という儀式の形式に一部倣わせているところがある。 このエネルギーを世界創生へと用いることでアカギ達の望む世界を作る。 更にもう一つ。アーカーシャの剣というものがある。 シャルルの持つ、神を殺す武器と呼ばれる装置。集合無意識に干渉し世界を作り変える役割を持っている。 この機能、Cの世界の法則を書き換える武器を合わせることが可能ならば、より広い世界へと干渉できる。 破壊されたはずの装置ではあるが、アカギの力を借りることでこの空間にて再現することができたのだ。 だが再現が限界。これを実際に動かすには鍵であるコードが足りなかった。 かといって敗北を認めて世界から弾かれたシャルルや別世界の住人のアカギにはコードを収集することはできなかった。世界が拒絶するのだ。 しかし、今ここにはそのコードを持っているほむらがいる。 ◇ 「それで、あなたをあの会場に送り込んでほしい、と」 「ああ」 そうキュゥべえが頼み込んできたのは手持ち無沙汰になったほむらが待機している間だった。 「現状で脱落者が出る可能性は低く、むしろ彼らがこちらに来る可能性の方が高いだろう。 だけど今からタイムリミットまで待ってしまうと彼らは余計なことをするかもしれない。少し頭が回る者が残っているからね。 ほどほどに手を加えておいた方がいいと判断した。アカギとシャルルにも了承してもらったからね、反対することは彼らに対する裏切り行為になるから気をつけてね」 「……」 横のアーニャに目をやると、小さく肩をすくめた。 どうやらここは逆らえないようだ。 「分かったわ。会場に繋がる空間の穴を作ればいいのね?」 「いや、そこまでは必要ないよ。アクロマが残した装置があるからね。 ただ転移先の座標が固定できないんだ。干渉遮断装置はそれほどに強力でね、パスがない状態から繋げるのが難しいんだ。 変なところに飛んでしまうと生存者に会うまで時間がかかってしまう。時短のための介入なのにそれはまずいからね」 「私が空間を繋げて送ってもいいのだけど」 「君が会場に対する干渉を行うのは今回が初めてだからね、不確定要素はできれば下げておきたいんだ。 介入実績があるアクロマの方が信頼性が高いんだよ、気を悪くしないでほしいけど」 「ならそのアクロマの装置自体から繋げられないの?」 「細かい調整を行う肝心なところがブラックボックス化されてて下手に手が出せないんだよ」 はぁ、とため息を一つ付くほむら。 最初の仕事がキュゥべえの手助けだという事実は気に入らないが、ここでごねたところで印象を悪くするだけだろう。 ほむらの身を包む衣装が黒いドレスへと変える。 その腕にかつて盾があった場所に装着された場所につけられた時計状の装置に手をやる。 「じゃあ、その空間を開きなさい。私のギアスで因果を確定されてあげる」 コードを受け継いだことでほむらに発現したギアス、それは因果を操る能力。 様々な可能性に揺れる世界を確定させることができる。端的にいえばそういうものだ。 一見強力な力に見える能力だが、手にして間もない力なこともあって制約が分かっていない。 そういう意味ではキュゥべえの懸念も当然だろう。 少なくともアカギやシャルルの力も合わさっている干渉遮断装置の内側には力を及ばせられないということは確認しているが。 「……」 時計の針が動いた瞬間、幻視したのは多数の糸が分岐するように広がった因果。 それが一本の糸に集約されていく形。 やがて目を開いた辺りで、キュゥべえが起動させた転送装置の先が見えた。 会場の中でもキュゥべえ達しか入ることができない場所の風景が映っているらしい。 とりあえずは成功したようだ。 「じゃあ、あとのことは頼んだよ。 これを通って会場に行くと僕のスペアもこちらには出せなくなるようだ。会場の制約が僕自身にもかけられてしまうからね」 「安心しなさい、一応あの場であなたに手が加えられないようにもしておいてあげたから」 「気休めだとは思うけど、一応信用させてもらうよ」 ピョンと穴の中に飛び込んでいき、空間に開いたワームホールは小さく消えていった。 「それにしても意外ね。あなたのことだから事故に見せかけて彼を次元の狭間に落として消すかもとも思ったのだけど」 「そこまで感情的には動かないわよ」 アーニャの軽口に答えるほむら。 それに、と更に言葉を続ける。 「キュゥべえに手が加えられないようにしたというのは本当のことよ。だけど、もう幾つかキュゥべえ自身に因果操作を加えさせてもらったわ。 少し私に都合のいいように動いてくれるようにね」 これも実験だ。 自分の能力がどこまで通じるのか。 いずれ来るだろう生き残った者たちとの戦いに備えて、己の能力を把握しておく必要がある。 「それにしても、キュゥべえもその考えに至らないとも思えないんだけど。少し迂闊だったんじゃないかしら」 「少し焦っているのでしょうね。あなたが自分では及ばない力を手に入れたってことに。 だから多少のリスクを飲んででも動こうとしてるのよ」 果たしてその言葉が嘘か真か、あるいは彼女自身も騙されているのか。 それを読もうとしたところでにっこりと笑顔を向けられてしまった。 読まれたのだと察し、やはりこういうのは向いていないと心中ため息をつきながら衣装を解除して座るほむら。 「さて、キュゥべえも向かったし次に動くまで少し時間があるわね。 せっかくだし少し親交を深めない?」 「断るわ。一人でいるのは慣れてるし、今後の段取りだって決めなきゃいけないし」 会話が好きではない。それにこの少女の姿をした女に苦手意識を持っていた。 できれば関わり合いたくない。静かに過ごしたいと思っていた。 利用できればいいと思っていたのだが、心中を悉く読まれているような気がする。 「もう、そうやって一人で抱え込んでワルプルギスを倒すためにどれだけ繰り返してるのかしら?」 「………うるさい、母親みたいなこと言わないで」 今の言葉には少しカチンとくるものがあったほむら。 「こういうことを言ってくれるような人がお母さんしかいなかったってところかしら?」 「そもそも私の親は今の私を知らない。今も病弱だった頃の私がいると思ってるわ」 徐々にアーニャのペースに入れられていることに、ほむらは気付いていなかった。 「そう。じゃあずっと一人暮らしだったってところかしら」 「あの頃の私と今の私はもう別物よ。だから親のことはもう片隅に置かれた記憶の一つでしかない」 「そう」 気がついたところで目の前にカップとコーヒーが置かれている。 間を取る何かがほしいと思い、具現化させたものだ。 疑うこともなく目の前に現れたそれに口をつけるアーニャ。 「あなたはそうやって過去を切り捨てたのかもしれないけど、案外過去ってどこまでいっても付いてくるものよ」 「………」 「例えばあなたを殺した相手が鹿目まどかを守って死んだことも気にしないようにしてたりとか」 「…………」 ほむらが一度に口に含むコーヒーの量が多くなった。 「私のことは置いていたとして、じゃあじゃああなたはその過去に囚われて生きるべきだというのかしら?」 「そうは言わないわ、というか囚われてたのはむしろ私達だもの。言う資格はないわね」 気がつけばコーヒーは空になっていた。 「そもそも説教とかじゃない、ただの雑談のつもりだけどね」 「ならこれで終わりにさせてもらうわ」 「こらこら。 確かに重要じゃないけど、そんな細かい積み重ねが人を変えるものよ。 少なくとも今生き残ってる参加者は、みんな大なり小なりそういったところに影響を受けている。 あなた自身が与えたものだって、ね」 「……」 敢えて言葉に対しての反応はしなかった。 ただ、数秒だけ瞳を閉じた。 「一般論はそうかもしれない。だけど。 それは、私の目的には必要のないものよ」 気がつけば、カップにコーヒーが入っている。 それを、静かにすすった。 「やっぱり、”時間”かしらね、問題は」 やはりこの少女の心に踏み入るには、時間が不足しているようにアーニャは感じた。 自分たちの使命、とは別にこの少女の行く末を見届けてみたいと思っているアーニャ。 しかしこの少女の心の壁の向こうを見るには時間が足りないだろうと感じていた。 キュゥべえが動いた以上、あと数時間単位のうちに状況は動くことになるだろう。 (ま、それまでできるだけのことはやってみましょうか) 目の前に復活していた、まだ熱がこもったコーヒーを一気に流し込んだ。 【暁美ほむら@魔法少女まどか☆マギカ】 [状態]:健康、ギラティナと同化、魔女の力継承、悪魔化 [服装]:悪魔ほむらの衣装@魔法少女まどか マギカ[新編]叛逆の物語、ギラティナの翼、まどかのリボン@魔法少女まどか☆マギカ [装備]:ダークオーブと化したはっきん玉、変質したほむらの盾 [思考・状況] 基本:アカギ達に協力、ないし利用し最終目標のための手はずを整える。 1:アカギを含む皆の動向を見て動く。 2:キュゥべえの動きを見て、今の生存者に合わせて動く 3:アーニャがちょっと鬱陶しい 最終目的:“奇跡”を手に入れた上で『自身の世界(これまで辿った全ての時間軸)』に帰還(手段は問わない)し、まどかを救う。 [備考] ※はっきん玉はギラティナの力と魔女の力を完全に取り込み自身の因果と同調させたことでダークオーブ@魔法少女まどか マギカ[新編]叛逆の物語へと変化しました。 その影響でギラティナの能力を使用することが可能です。 ※ギラティナの体はRガス@名探偵ピカチュウによってほむらの精神を移された後、ギアス継承の反動を押し付けられたことで力が弱まりほむらの体内に取り込まれています。 ギラティナ自身の意識が弱まっただけの状態であり死んではいません。 ※ギアス能力について 腕の変質した盾についた時計の針を動かすことで、因果を操り固定することが可能です。 現状で分かっている制約としては、魔女の刻印が残っている影響で会場に対する干渉には強い制限がかかっているため現在の参加者への干渉はできません。 163 Why その理由 投下順に読む 165 消せない罪(前編) 時系列順に読む 160 第四回定時放送 暁美ほむら 169 I beg you マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア 170 黄昏の騎士達の輪舞曲 161 ニャースとアクロマ・世界のカタチ キュゥべえ 165 消せない罪(前編)
https://w.atwiki.jp/hoyoworkswiki/pages/907.html
キャラの基本情報 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語 コラボキャラクター 看板娘・スキンなど 悪魔ほむら 叛逆の悪魔 あなたはここにいる
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/40502.html
暁美ほむらのカードリストです。基本ディスペクター作ってます。未熟者ですがよろしくお願いします。 カード + ... 《蒼水電融 アクパト・バスター》 《暴怒混成 サイガイグレスト》 《終焉世界連結覇王 Dolzos-Balamaged》 《天王寺ハイド&vol-val-8ー天才の物語ー》 《聖武連結キングムシャ・アルメテウス》 《神爆連結ロイヤル・アイラットン》 《超極電融 ラストム・ゴールデンDX》 《氷偽混成 フランツサン》 《神壁縫合 ビッグバン・オパツナタシス》 《無限禁時混成覇王 ジャッキーダンテ♾️》 エキスパンション + ... DMAH-01 混合獣大終結